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犬でも分かるPOWとPOSの違い!セキュリティからエネルギー効率まで徹底解説

この記事は約5分で読めます。

仮想通貨について勉強していると「PoW」や「PoS」という単語を耳にすることがあると思います

しかし、

「PoWとPoSの違いがいまいちよくわからない」
「PoWとPoSの仮想通貨では具体的に何が違うの?」

と思っている人は少なくないでしょう

そこで、この記事を読めばすぐにPoWとPoSを理解できます

この機会に両者の違いを覚えて仮想通貨に関する理解を深めましょう

PoWやPoSは仮想通貨のマイニングにおける承認システム(コンセンサスアルゴリズム)の名前です

この記事ではPoWとPoSについてそれぞれの承認システムの仕組みや実際に通貨を買うときの注意点等を解説しています

ではPoWとPoSの違いについて一緒に見ていきましょう

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PoWとPoSは承認システムの名前!承認システムって何?

PoWとPoSの詳しい説明の前に、承認システム=コンセンサスアルゴリズムとは何なのかについて解説します

皆さんご存じの通り仮想通貨の取引履歴はマイニングによってブロックチェーンに記録されています

詳しいマイニングの仕組みは以下の記事で見ることができます

ブロックチェーンに記録する時、正当性を保つためにマイナーは自身が発見したナンス(マイナーが計算で発見する数値)が正しいことをほかの人に認めてもらう必要があります

この時に重要になってくるのがコンセンサスアルゴリズムで、コンセンサスアルゴリズムにのっとって合意内容の提案者が決定され、それに対し合意(コンセンサス)を取るのです

具体的にはPoW(Proof of work)ではWorkつまり仕事をした人、PoS(Proof of Stake)ではStakeつまり担保をより預けた人が提案者となる権利を得ます

PoWとPoSって何の略?Proof of ○○!

まずはPoWとPoSがそれぞれ何の略語なのかを見ていきましょう

先ほど触れた通りPoWは「Proof-of-Work」の略で、PoSは「Proof-of-Stake」の略です

PoWはマイニング、すなわち大変な仕事(Work)をした人に新規通貨を発行するコンセンサスアルゴリズムであり、PoSは仮想通貨を長期間多く保有した人に新規通貨を発行するコンセンサスアルゴリズムです(「Stake」は「担保として預ける」という意味)

PoWを採用している仮想通貨の例はビットコインです

PoWの一番の特徴は、ブロックの改ざんが極めて難しいことです

もし悪意のある人が過去の取引内容を改ざんしようとすると、取引内容が含まれるブロック以降の全てのブロックに対してナンスの再計算が必要になります

これは、マイニングで行う計算は計算量が膨大であるため事実上不可能です

さらに、悪意のある人にとっても、コストのかかるブロックの改ざんを行うよりマイニングをして報酬をもらう方が楽なので、改ざんが起こらない仕組みになっています

このように良い面が多いPoWですが、ブロック作成のための計算量が多く、取引の処理速度が遅いという問題もあります

また、計算に大量の電力を使用するため環境への影響も問題になりました。そこで、これらの問題を解決するためにPoSが開発されました

PoWではマイナーが持つコンピューターの計算能力が高いほどブロックを作る権利を得やすいのに対し、PoSでは保有している仮想通貨の量や期間の長さに応じてブロックを作れる確率が高くなります

PoSを採用している仮想通貨の例はイーサリアムです

PoWと比べてブロック作成に大きな計算量は必要なく、環境への負荷も少なくなっているため使用され始めました

PoSでは仮想通貨を預けることにより、ブロック作成の権利保有候補者である「バリデータ」となれます

「通貨を預け入れること」をステーキングと呼び、ブロックを作成したバリデータは、ステーキング報酬と呼ばれる報酬を手に入れられます

さらに、PoSでは「51%攻撃」という仮想通貨への攻撃も起きにくいと言われています

「51%攻撃」とは、悪意を持つマイナーが全体の過半数の計算能力を手に入れると、ブロックチェーンの一部をコントロールできてしまう問題を指します

こうなると、たとえば「100万円分の仮想通貨を売る」というデータを2回にブロックチェーンにつなげることができ、200万円を得られるといったことが起きえます

51%攻撃について詳しくは以下の記事をご覧ください

51%攻撃とは

しかし、PoSであれば、計算能力が高くてもブロックチェーンをコントロールできないので、51%攻撃が発生する可能性は下がるのです

まとめ

この記事ではPoWとPoSの違いについて解説しました

PoW(Proof of Work)とPoS(Proof of Stake)は仮想通貨こコンセンサスアルゴリズムで、ブロックチェーン上の取引の正当性を確保するための仕組みです

PoWでは計算能力に基づいて新しいブロックを作成する権利を獲得し、PoSでは保有する仮想通貨の量や期間に基づいて権利を得ます

PoWは計算量が多く取引速度が遅いが、ブロック改ざんが困難で信頼性が高い一方、PoSは計算量が少なく環境負荷が軽減され、51%攻撃に対する耐性があるとされています

両者の違いをよく理解したうえで、各銘柄の通貨の将来性を考えることが大切です

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ではまたっ!(^^)/